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下ノ川原ニ居リマス

名ばかり事務所「オフィス カッケン」から、身の回りのこと、いきもののことなどをメモしてゆきます。

がまがえるを飼っています

七月は大分ごたごたしていて、あまり生活と向き合うこともできなかったのだが、我が家では六月の末に大きな変化が起きていた。
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暑い夜だった。その夜は雨上がりにも関わらず、0時を過ぎる頃になっても気温が下がらなかった。27,8度近くはあったのではなかったか。飲み会(といってもその日は酒は飲まなかった)帰りの金曜日。路上には、田んぼから出てきたアマガエルがそこかしこに潰れていた。多いところでは1㎡あたり10尾程度にもなるだろうか、とてもハンドリングでかわし切れるものではなく、やむなくいくらかを轢きながら家路を辿った。
と、対向車線に塊が見えた。よくロードキルが起きている場所なので、タヌキかハクビシンの小さいのか……と思いながら横を通り過ぎようとした僕だったが、僕の目は、それが死骸などではなく、ジャンプして移動するのを捉えていた。
――ヒキガエルだ!
ブレーキを踏み、カメラを持って駆け寄る。びとん、びとんと移動しながら山のほうに向かう奴に何度かフラッシュを焚いた後、車にビニール袋を取りに戻った。
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捕まえるのを躊躇わなかった理由はいくつかある。
ひとつは、家の近くで鳴き声を確認してはいたものの、まだ実物を見たことがなかったので、ちゃんと観察してみたかったこと。
ひとつは、妻が両生類飼育をしたがっていて、おそらくヒキガエルが適しているであろうと飼育方法を調べておいていたこと。
この邂逅は実際渡りに船であったのだ。
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ヒキガエル。国内分布上、やまがた県ではアズマヒキガエルに分類され、いわゆる「がまがえる」だ。このあたりでは「ふぐだらびっき」と呼ぶようで、ちょっと検索してみると、東北で「ふぐだびっき」「ふくだびっき」など地方名に若干のブレがあるらしい。試しに職場のひとに聞いてみると、「びっき」を指す言葉はヒキガエルであったりトノサマガエルであったり、と地方によって差があるようだ。



我が家に来て一ヶ月、餌は庭でバッタ類を採って与えている。カルシウム等が不足するとのことで、練り餌も試してみたいけれど、それは追い追い。サワガニが池の脇の側溝にいたので与えてみたら、しばらくにらみ合った後に食べた。舌を伸ばすと命中率が悪いのか、最後は顔全体で捕らえにいくように食いつくのが面白い。
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飼育環境としては、横1m程度の衣装ケースのフタを切り、金網を張ったものに、庭土を敷いて水場、隠れ家の瓦を設置したものを用意した。
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夜になるとケース内を動き回るベタン、ベタンという音が聞こえる。雨でバッタを与える量が減ると結構体格に影響が出るらしくすぐ痩せてしまうので、なるべく多めに与えてあげたいなとは思う。
現在の不満点は、ケージが半透明で真横から撮影できないことだ。そのうち改善したい。
取り急ぎ、一ヶ月時点の現状報告まで。