下ノ川原ニ居リマス

名ばかり事務所「オフィス カッケン」から、身の回りのこと、いきもののことなどをメモしてゆきます。

2015-01-01から1年間の記事一覧

レッド・リヴァー、ブラック・カッケン

町中を貫流するアカ川で、子供向けの川遊びイベントがあった。手伝ってくれとの声がかかってからいそいそと準備を進めた。 僕の川遊び時の装備は、セパレートタイプの安物ウェットスーツ、鮎足袋、度入りの水中メガネを基本スタイルとしているのだけれど、特…

がまがえるを飼っています

七月は大分ごたごたしていて、あまり生活と向き合うこともできなかったのだが、我が家では六月の末に大きな変化が起きていた。 暑い夜だった。その夜は雨上がりにも関わらず、0時を過ぎる頃になっても気温が下がらなかった。27,8度近くはあったのではなかっ…

ローカル・ホタル その2

ホタルを確認して10日目。家の周りを飛ぶ個体数が少しずつ増えてきたので、写真を撮ってみた。 近所を散歩しながらよさそうな撮影スポットはないものかと探してみたけれど、ホタルが多く飛ぶような上空の見通しがいいところは道路からの光がたまに入るし、暗…

真っ赤な鳥の飛ぶを見たい

朝、布団の中でごろごろしていると、道路を挟んだ山のほうでアカショウビンの声を聞いた。キョンロロロロロ……キョンロロロロロロ……。 まだ飛ぶ姿を見たことはない。学生だった10年前、窓ガラスにぶつかって死んだアカショウビンの死骸を見たことはあった。ア…

畑にナスが生りました

こちらに越してきたらやろうと思っていたことのひとつに、「畑で小茄子をつくって、自分で芥子漬けにすること」がある。 5月に農協で小茄子の苗(梵天丸、という品種を接木したものだった)を買ってきて、興してもらった畑に植えてみた。あまり真面目に草取…

こちらで出会ったカエルさんのこと

引越しから2ヶ月が経った。驚くほどいきものの種類がわからない。知識不足をいったん棚に上げておくとして、北海道と比べ、やまがた県の生物相についての資料は驚くほど少ないとも感じているが、この理由はだいたい想像がついている。アクセスし難いとか研究…

ローカル・ホタル

僕の住む集落にホタルが出たらしい。ホタル調査員のおじさん(そういうのもいるのか!)情報だそうだ。 さっそく、庭の池の周りを探してみた。いた。写真や動画はろくに撮れず、もう少し密度があがるのを期待したい。 2~3匹が飛び回ったり、止まって明滅を…

裏山整備にっき その1

裏山整備考 - 下ノ川原ニ居リマスで検討したとおり、まずは林床の竹を運び出さないことにはどうしようもないということで、着手してみた。 BEFORE:ご覧の通り、スギの密度はやや小さいものの、倒れた竹が絡み合って歩くのが困難です。 AFTER:1時間半ゆっく…

裏山整備考

子供の頃からの漠然とした夢のひとつが「自分の山を持つ」ことだった。夢と呼べるほど明確でなかったそれは、森林のことを少し勉強した学生時代を経て「自分好みの植生をつくる」とやや具体性を帯びた。 僕はいわゆる、針葉樹林を”保水力が弱い”だの”花粉症…

かもすい年パス奇譚

弟夫婦や妻友人らがはるばる遊びに来てくれて、賑やかな連休だった。小さな子連れ夫婦とカップルがうちに泊まっていって、家の周りを散歩したり、市内観光をしたりした。 地域の観光資源や遊び場は多い。僕はそう感じているけれど、「やまがた県に行ったらど…

通勤あれこれ

自宅は職場から10km以上離れている。自家用車は一台あるけれど、僕がそれを使ってしまうと、日中妻が家に閉じ込められてしまうので、とりあえず職場へはバスで通っている。天気がいい日なら自転車でも行けないことはなさそうだけれど、僕の愛車フジ号は現在…

イモリさんの池・続報

家の裏の池は、できるだけ毎日覗くようにしている。今までにわかっているのは、池の泥の上にカワニナと思しき小さい巻貝がたくさんいること、イモリさんが6~10尾常駐していること、そして先日トウホクサンショウウオの卵嚢を見つけたことから、小規模な産卵…

イモリさん

家の庭には池がある。裏山からの水がパイプからごぽごぽと注いでいて、水面はいつも波紋がたっている。 池に、両生類のものっぽい卵があった。エゾサンショウウオに似ているけれど、房になっていなくて、池の底に沈んでいる。いきものの種類が北海道とかなり…

こんなところにすむことになった

大家さんは、学生時代の遊び仲間だ――というのはちょっと表現がくだけ過ぎているけれど、実際そう外れてもいない。子供の年齢とさほど変わらない僕たちと一緒になって川で遊んでくれたひとたちとの縁があって、今こうして庄内での生活の第一歩を踏み出すこと…

あたらしい生活に向けて

2012.10 石巻市にて 実名に近い場でwebに何かを書くのは初めての経験ではない。 まだ情報発信にさほど頓着のなかった大学生の頃、自分や友人たちを主人公にした卒業研究ブログを書いていて、やれゼミでどういう指摘を受けただとか、今日のフィールドでこんな…

本ブログ「下ノ川原ニ居リマス」について

使い方 自分の生活や身の回りのことで、言語化あるいは遺しておきたいと思ったことをライフログ的に綴る場所として使用する。 心がけておくべきこと ローカルな話題を含め、実名と紐付けて読まれるのに耐え得る内容とすること。 本人だけでなく、家族や周囲…